SSブログ

マクドナルドは終わった〜日本におけるサービス業の限界の露呈 [【コラム】馬耳東風]

改めまして。
みなさま、ご機嫌いかがでいらっしゃいますでしょうか?
2015年1月20日火曜日の夜です。
海賊放送局、Radio Performers - FM183 局長です。

早速、過激なタイトルで今回のブログをスタートさせてみました。
今回は、先ほど経験したばかりの出来事を土台にブログを進めていきたいと思います。

昨今のマクドナルド。
いろいろと問題ばかりが噴出しています。
というよりも、居酒屋チェーンや某牛丼屋のように、
「ありえない勤務」
を従業員に強いらせて、営業時間短縮や店舗閉鎖といった状況に追い詰められた飲食業と同様の状況に、マクドナルドも転落してしまったのかもしれません。

先ほど経験したばかりの出来事。

【その1】来客確認までに何分かかっているのか?
要するに「いらっしゃいませ〜」の言葉すら、どこからも飛んでこない。
他の客のオーダーのハンバーガーすら、包装紙で包むことなく放ったらかし。
「いらっしゃいませの言葉掛けが待てないなら、そのまま帰ってください」とでも、無言のアピールをしたかったのでしょうか。

【その2】身内に甘い
8分程度待ってようやくオーダーを聞いてもらえたと思ったら、仕事上がりのバイトがカウンターに近づいた途端にレジを開けてオーダーを取る。四大公害病の一つを克服したと自画自賛している東海地方の自治体の、20年前のマクドナルドやミスタードーナツと同じことをしているようでは、まともな客は来なくなって当然でしょう。

【その3】商品の出来上がりが遅くても、番号札を渡さず立たせて待たせる
「出来上がりが遅いのなら、とりあえず渡せる商品を渡して、着席させるのが当たり前」だと思うのですが。3分程度厨房に背中を見せる姿勢で、カウンターで待たせていただきました。

【その4】とにかく店内が汚い
これを指摘されてはお終いでしょう。ファーストフードの店舗で、「臭うゴミ箱」に初めて遭遇してしまいました。テーブルの上には使い捨てカイロが置き去りにされ、座席はグチャグチャ。そういう店舗運営を見透かされているのか、店の外はタバコの吸殻が捨てられ放題でした。

まぁ、
「公害を克服したと自画自賛している自治体と同様の交通マナーの悪さ」
となっている街に立地しているから、接客の質まで似通ってきたのかも知れませんが。
(ただでさえ、10年以上交通事故死ワースト1だというのに、交通マナーがさらに酷くなったら、どうなってしまうのか?)


で。
ここで、今回のブログを終えていたら、単なる愚痴にしかならないので、今の日本から予測できそうなことを一言。

「サービス業が崩壊する」

今の若年層は、明らかに
「人に頭を下げられない」
世代ですから、
「バイトするにも製造業」
だったりします。人に頭を下げる必要もなければ、理不尽なクレームを食らう必要もありませんから(もしかすると、東海地方で顕著なだけかもしれませんが)。

兎にも角にも
「まともな質を維持可能な店員を確保できない」
というのが、日本のサービス業が行き着いた現実であり、終着駅なのかもしれません。

「技術立国」
聞こえは良いかもしれません。ドルなどの外貨をしっかり稼いでくれるかもしれません。
しかし、せっかく稼いだお金も、モノを購入するときに海外の企業に対してお金を支払っていては、外貨を得る意味がなくなってしまいます。それこそ、
「技術立国を支える企業とその技術者たちしか恩恵を受けない」
事態となり、
「モノづくりや大企業、行政機関に近い業界を頂点としたトリクルダウンなど夢物語」
となるでしょう。

最後に。マクドナルドに話題を戻して。
こういう店舗運営しかできない店舗が増えるようでは、日本法人の未来は限りなく暗いでしょう。逆に、
「私たちが求めているサービスレベルを実現できないため、当該店舗を閉店する」
という荒療治を行ってでも、
「ブランドの力の維持を図る必要があるのではないか」
と思います。
公共交通機関のように、運休させないために、従事者のサービスレベルに大きなばらつきがあろうが、勤務させなければならない訳ではないのが、飲食業でしょう。

「良質のサービスを提供できる人材を確保できる店舗のみに経営資源を集中投下する」
店舗数を自慢していれば客がやってくる時代は、終わったと思います。
今は、ネットの時代。嫌な思いをする店舗には、話を聞いただけで行かなくなるものです。

マクドナルドよ。
もう一度、
「いつかは行きたいマクドナルド」
というイメージを抱くことができる店舗運営をして欲しいと痛感します。
「それなりに人口が多い自治体で、中学校の学区単位に店がある状況」
では、明らかに多すぎです。
一時期、価格設定などで迷走ぶりをマスコミに指摘されていましたが、接客レベルの低下は、価格設定ならびに顧客年齢のターゲットが定まらない以上に問題でしょう。

接客レベルを向上させること。
マクドナルドに限らず、サービス業全般の課題でしょう。
接客レベルが高水準であれば、少しの失敗は客が許しますから。
(っていうか、一行前の表現は、一昔前の日本の話かも)

もしかすると、
「こういう程度のサービス業よりも格下に扱うな!」
というのが、
「モノづくり業界の怒り」
となり、現在の
「モノづくり崇高主義」
に繋がっているのかも知れません。

それでは、みなさま。
ごきげんよう。

nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。